カンタンそうなのになぜ?
鍵盤を下ろすだけで誰でも音が鳴るピアノ。なのに、弾くのはなぜかむずかしいー。そのワケは・・・
- 目で楽譜を見て
- 脳でその情報を理解し、イメージをつくって
- 指に指令を出し、タッチを使い分けて弾きながら
- 耳で出した音を聴き確認、目は次の音符を追って①に
といった①~④の動作を同時に、そして連続して行っている、いわば五感を総動員させている、とても高度な技術です。
この4つを初めから同時に行おうとするからむずかしい。だから、
- 見る(音符を読む)
- 歌う(気持ちを込めて)
- 動かす(指のダンス・リズムをとる)
- 聴く(音の聴き分け)
と4つの柱に分けて、1つずつの柱の力をつけていくことから始めます。
1つが出来るようになれば、2つ、3つ、4つと統合させていく。
このように順序立てたメニューを作っていくと、実際にピアノを弾く段階では、目で楽譜を追いながら心を込めた良い音で弾き、そして自分の出している音も聴けて、とスムースに循環出来るようになり、弾くことが楽しくなってきます。
また、長年ピアノを習っているのに、なかなか上達しないと悩んでいる人は、①~④の循環が滞って、柱のどれかが不充分なケースが大変多いです。
今の子ども達は忙しい
間違った方向を向いて練習していても、残念ながらそれは百害あって一利なし。
限られた時間を有効に使うためにも、まずは普段の練習方法を見直し、メニューを作っていくことから。ピアノの前に座れなくても出来ることは実はたくさんあるのです。
また、趣味だからこの方向、専門だからこの方向、と違う方向を向いて学んでいる訳ではなく、音楽の理想とする方向性は同じです。
ただ、浅くていいのか、深く掘り下げていくのか、それだけの違いです。
あなたは世界に一つだけの花
ピアノ指導歴30年の経験を活かし、一人ひとりとしっかり向き合い、それぞれの個性を見つめ、今の状況に最適なテキストを使用しています。
楽しく長く無理なく、ピアノが一生の友となれるよう、導いています。