思い出

同窓会で久しぶりに母校へ。

坂道を上って始めに見えてくるのが音楽学部校舎。なんと懐かしいー何十年経っても全く変わらない静かなたたずまいに、改めて感動。

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あ~この校舎の中で何と多くのドラマがあったことか・・・

1学年50名という少人数教育だったためか、今でもクラスメイトとは結構絆強いです。

同窓会といっても、ただおしゃべりして食事して終わり、ではないところが音大で、ちゃんと演奏もしてきましたよ。私は友人と連弾、バーバー「スーヴェニール(思い出)」を弾きました。楽しかった大学時代を思い出しながらー やっぱりこういう場ではアンサンブルがいい。

最近創設された舞踊学科の校舎が音楽学部本館の隣に出来て、その素晴らしい施設に又びっくり、コンテンポラリーダンスの学科だそう。またその隣には、完全防音の音楽練習室もずらりとー今の学生さん達はホント恵まれてますよね~

外見は変わらないけれど、その中身はしっかり今の時代にマッチしていたわが母校ー甘酸っぱく楽しいひとときでした。

カンマームジーク

PTNAで長年演奏研究委員を務められている本多先生企画&ご出演の室内楽コンサート。

ベートーヴェン/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ、ブラームス/ヴィオラとピアノのためのソナタ、ドヴォルザーク/ピアノ五重奏曲ーこれぞアンサンブル!

誰かが主役で誰かが引き立て役、ではなく、2人なら2人、5人なら5人それぞれが全く対等の立場で音楽を創っていくー結果、作曲家の横顔がはっきり見えてきたりして・・・ブラームスのロマンチックさ、ドヴォルザークの素朴な力強さー

ピアノはソロで弾くことが多いので、弾き手に焦点が当たりがちですが、その曲を作った作曲家は本当にすごい!室内楽はそれを改めて思い起こさせてくれます。

ピアノはベヒシュタインー清潔な美しい音色が弦に溶け込み、室内楽にぴったりでした。もちろん、本多先生の演奏が見事だったからですが(笑)

日本も、今後もっとアンサンブルの文化が発展していけば、心の問題とかで悩むことも少なくなるかもーなんて、夢がどんどん膨らんでしまいました。